ねずみの横穴

我出来損ナイノ編程者為リ

なるべく最小容量でParallels上にDebianを構築する。

目的


macParallelsで使い捨ての仮想マシンを作りたい。 VMWareFusionはサスペンドが便利だけどLinuxはディスク領域の再利用が基本できないっぽい(2022/6/19現在)から一旦除外。

手順


Parallels上でisoファイルを読み込ませる。

  1. まずDebianのisoをDLしてくる。
  2. Parallelsコンパネの右上にある+あたりからインストールアシスタントを呼び出す。
  3. DVD/イメージファイルから〜をダブルクリック
  4. 画面に従ってisoファイルをD&Dでぶち込むなり選択するなりする。
  5. マシンの構成はお好みでどうぞ。カメラやマイクはいらん気がする。
  6. さっさとインストール開始する

インストール

  1. 言語、場所、キーマップは全て日本語(キーボードが英字の奴は知らん)
  2. ホスト名、ドメイン名、rootのパス等々お好みで設定をしていく。
  3. パーティショニングもお好みで。
  4. ベースシステムのインストールが始まる。
  5. 別のインストールメディアを検査しますかは「いいえ」
  6. ネットワークミラーを使いますかは「はい」。ミラーの場所は自分のネットワーク的に最も近い場所を選ぶ。
  7. プロキシ情報は空でOK
  8. 利用調査はお好みで。
  9. ソフトウェアの選択は全てチェックを外す
  10. ブートローダのインストールは「はい」&「/dev/sda」を選択。
  11. 再起動

Debianの設定

一時的に英語化

インストール時に日本語にしていると、直接仮想マシンを弄ると文字化けしてしまう。 そのため、一時的に英語化する。

export LANG=C

aptのソースリストからcdromを削除する

とは言っても削除は怖いのでコメントアウトで対応する。 まずは開く。

# vi /etc/apt/source.list

次に編集。deb cdrom:の行をコメントアウトする iキーで編集モードに入り、該当箇所に矢印キーで移動、コメントアウトの#をつける。 つけ終わったらescキーでコマンドモードに戻り、Shiftキーを押しながらZキーを2回押す。

deb cdrom: ~
# deb cdrom: ~ こんな感じに#をつけるだけ。

アップデート

アップデートする。

# apt update && apt upgrade -y && apt autoremove -y

必要なパッケージのインストールを行う

# apt install ufw sudo 

ファイアウォールの設定

かのアインシュタインは言いました。インバウンドだけでなくアウトバウンドにもこだわりなさいと(嘘)

# ufw default deny incoming
# ufw default deny outgoing
# ufw allow out http
# ufw allow in http 
# ufw allow out https
# ufw allow in https
# ufw allow out 53
# ufw logging on
# ufw enable
# systemctl enable ufw

必要なら適宜追加。

普段使いのユーザにsudo権限をつける

# visudo
nezumi_in_dobu ALL=(ALL:ALL) ALL

GUIのインストール

好きなものをインストールすればいいが、ここでは機能美&速度が早い(気がする)Xfceをインストールする。 電源管理のパッケージも入れないとスクリーンのタイムアウト(自動ロック)が設定できない。 ついでにブラウザとフォントもインストール。フォントはいらんがあるとちょっとかっこいい。

sudo apt install xfce4 xfce4-terminal xfce4-power-manager firefox-esr fonts-ricty-diminished

再起動

# reboot now

Parallels Tools のインストール

「メニューバー->Parallels Toolsのインストール」でインストーラのcdromが仮想マシンに挿入される。 恐らくデスクトップにCDのアイコンが表示されるのでダブルクリックで表示する。 CDの内容を適当な場所に作った適当なディレクトリに全コピーし、カレントディレクトリをコピーした内容物のあるディレクトリに移動する。 もしデスクトップにCDがないなら自力で探す。CDは/device/cdromか、/media/cdromにある。こいつらを/mntに作った適当なディレクトリにマウントして使用することになる。

カレントディレクトリを移動したら

sudo ./install

でインストール開始。 たまにgccだのなんだのが足りんからインストールして出直せ的なことを言われることがあるので、その時は素直に必要なパッケをメモってインストールしてから再挑戦する。

確か再起動を促されたような。

いらないパッケージを削除

sudo apt remove xterm vi

こんな感じでいらんパッケージを削除する。適宜追加。

最後にコンパネからディスク領域の最適化をする

読んで字の如く。コンパネから対象の仮想マシンを右クリックし、ディスク領域の再利用をクリックする。 私は4.14GBになりました。イイネ!!


快適なLinux on Macライフを! 普段はVPNを噛ませてるけど買い物とかアマプラはVPN通さずスルーさせたりとか、gitでクローンしてきたリポジトリを怖いけどビルドして実行してみたい時とか、LibreOfficemac上だと色々アレだからLinux上で使いたいとか色々使い所はあるはず。